私は中卒で30歳を過ぎてから高卒認定試験を受け、40歳になった今、大学生をしています。
そんなあなたもここにたどり着いたと言う事は高卒認定試験がどんなものなのか調べている事でしょう。
今日は高卒認定試験について書いていきます。
目次
そもそも高卒認定試験とは?
高等学校卒業程度認定試験は、高等学校を卒業していない者などに対し、高等学校を卒業した者と「同等以上の学力」があるかどうかを認定する学力試験。
Wikipediaより
と、書かれていますがここだけは重要なポイント。
高卒認定試験を取ったからと言って高卒になる訳ではない。
これは非常に重要なポイントです。
そもそも何のために高卒認定試験を取るのでしょうか?
進学の為、就職の為、など様々理由はあるかも知れませんが取得しても履歴書に書ける最終学歴は【中卒】のままです。
一応企業には高卒と同じように扱う事と通達されているようですが実際の所は同じようには扱ってないでしょうね。
私は取得した時は通信制の大学に行くかも知れないからと言う理由で取ったので取得してから実際に通信制の大学に通うまでは5年近く間が空いてます。
とりあえず取って損はない!
もうこれに尽きます。大学に行きたいと思ってから取ろうと思っても高卒認定試験は年に2回しかない為、落ちてしまった場合には時間もかかりますし、取っておくことを強くお勧めします。
とは言っても取るにはどんな準備が必要で費用はいくらくらい掛かるのかなど様々な疑問もある事と思いますので下記にまとめます。
高卒認定試験取得のために
いつ?
年に2回、8月と11月です。
費用は?
合格に必要な科目は8~9科目になります。
8500円と願書を出すのに出願方法次第では200円前後掛かりますので10000円あれば問題ありません。
出願方法は?
こちらは実際に文部化科学省が出している出願方法をご覧ください。二通りあります。
https://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/shiken
免除される科目がある?
こちらも公式をご確認ください。
高校に通って取れている単位がある場合には免除される科目があります。
https://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/shiken
難易度は?
高卒認定試験の合格点は1科目につき50点~60点程度な上にマークシート形式なので正直そこまで難しくありません。
私は免除される科目が何なのか自分でもよく分からなかったため、合格に必要な全科目を受けましたが一回の試験で落としたのは1科目だけです。
数学だけ落としました。はい。
しかし実際一番気になるのがここだと思いますのでもう少し掘り下げて書いていきます。
文部科学省のサイトを見るとなんと過去問が掲載されています。
参考までにこちら国語の過去問です。
https://www.mext.go.jp/content/20240523-mxt_syogai02-mext_000031286_01kokugo.pdf
え?そんな問題出るの?って程度も問題も多いと思います。国語なんかは問題をしっかり読めば文中に答えが書いてあったりするので難易度はかなり低いと思います。
一方私が落とした数学は計算方法を暗記していないと解けない問題があるのでその辺りは過去問をしっかり見て事前に予習しておくのをお勧めします。
ちなみに私はちょっと前から予習した程度で受かりました。
全部合格しないとダメ?
ダメです。しかし一回の試験で受かった科目は次回受験時には免除されますので何回か受けたら受かると思います。
受ける科目が少なければ費用も安く済みますし。
合否はいつわかる?
受験から約1ヶ月後に自宅に結果が郵送されます。
その為、その年の1回目で受験してもしどれかの科目を落としてしまった場合には結果が分かる頃がちょうど2回目の出願期間なので急いで出願しないといけなくなります。
まとめ
高卒認定試験を受けると言うのは大きなイベントのように感じるかも知れませんが仕事しながらの片手間で全然出来ます。
なので比較的時間に余裕がある方は今のうちに取得しておけば今後、役に立つ日がやってくるかも知れません。
私はそうだったので。
そこから広がる選択肢があるので中卒で悩んでいる方はまずは取得するのがお勧めです。